オーストラリアは給料が高いです。
オーストラリアに留学に来てまずびっくりしたこと。
給料がすごい高い。
ウェイトレスでさえ最低時給が$16です(1400円くらい?)
きちんとした現地人経営のレストランやカフェなら、土日はもっと高い金額で雇ってもらえます。掃除夫も時給はそのくらいです。
でもこの高時給、移民を惹きつけるということで、現地人だけでなくいろんな国の人と仕事の奪い合いです。
日本では、またオーストラリアは「景気がいい」と報道されているようですが、現在オーストラリアは中国に売っていた原材料が売れなくなり、とっても不景気です。(鉄鋼など)
日本での遅れた情報に惑わされてくるワーホリさんも多いです。
それで、諦めて他都市へ移動する人も多いです(シドニーやメルボルンはまだ仕事がありますから。でもシドニーなどは日系のレストランは時給が安いです)。
そして、労働者保護が手厚いです。日本の比ではありません。
でもこの高時給が何を産んだかというと、製造業の工場の海外撤退だと私は思います。
車が一番顕著です。
この間、お店を経営していてアジア語2ヶ国語が堪能な方と話していて、こちらにくるアジア人はお金の話ばかりしていると聞きましたが、ここにくる理由が高時給に釣られてだとしたら、そういう話ばかりになるのも納得かなと。
これからオーストラリアに入る方は、ちょっと考えた方がいいかもしれません。
確実に仕事があればいいんですけれどもね。
そうでないと、生活費が高いですから、あっというまにお金なくなっちゃいます。
日本へのオタク旅行。
桜の時期が近づくといろんな現地人のオタクさんたちから、
日本に行きますよーって話が出てきます。
お花のシーズンにあったオタクイベントが、実は一つあります。
Anime Japanです。(3/24 東京ビッグサイト)
これは、私から見ると外国人向けのイベントという感じがするんですが、
なにぶん私ががちレイヤーだった時代にはなかったのでわかりません。
年末お盆のコミックマーケットを目当てに行く人も多いです。
同人は日本語で読めないから、同人音楽を買う人とか、あと企業ブースの限定品を買う人などなど。
私は昨年ワンダーフェスティバルを薦めてみました。
ちょうど昨年が、ワンフェス>ワールドコスプレサミット>コミケと、3連続で繋がったのですね。
普通の日本人、ポプカルイベントなんて知らない話ですよね。
私自身が行ってた訳なんで知っているのですが。。
ワンフェス=ワンダーフェスティバルの略でフィギュアのアマチュアからプロまでが揃って販売展示するイベント。今は幕張メッセで行われてます(私の時は有明東京ビッグサイト)
コミケ、コミケット、コミックマーケット=巨大な同人誌即売会。例年8月と12月にある。その日は早朝から電車が増発し、6時7時に電車が満員になるという盛況ぶり。場所は東京ビッグサイト。私はTRC時代から参加してます実は。同人買い専で。
ワールドコスプレサミット=世界のコスプレイヤーが集うお祭り。8月に名古屋であります。
もし海外でオタクさんにそんなことを聞かれたら、上の3つは大きいですのでオススメです。
3月24日のアニメジャパンもオススメです。それも桜の時期で、外国人の方が多く観光する時期でぴったり。
外国人の人のイベントに求めるものがちょっと日本人のおたくと違うので、できるだけこちらの人でも楽しめるイベントを進めてます。
楽しんで来てくれるといいなあと思います。
こちらでは、領事館やシドニーのJNTOさんに送って頂いたちらしなどをたまにポプカルのイベントで配布してます。日本観光はとっても人気。以前にあったポプカルのちらしもすごい人気でほぼ無くなりました。
外務省が発行してる「にぽにか」も人気で、初音ミクの表紙のものは飛ぶように無くなっちゃいました。
3年間の留学の勉強が全て終わりました。
私は職業訓練の学校(要するに専門学校)に通ってます。
オーストラリアでは、
Certificate I ~ IV(1~4級), Diploma(専門士), Advanced Diploma(上級専門士)という順にレベルが上がります。
上の資格はVocational education training (職業訓練、Tertiary study とも言います)の学校で取得できます。(有名どころではTAFE、公立の訓練校)
それより上になると、Higher Educationとなって、短大〜大学以上の勉強になります。
日本の短大卒に当たるのは=Associate Degree(準学士)
大学卒=Degree(学士)
です。
私が敢えて大学を選ばなかったのは、歳の諸問題と経済的なものです。
オーストラリアは大学に行くと1年間200万円以上しますからねー。
そして、この歳で大学行っても途中で力尽きるかなと思って、、
それより、勉強はほどほどにして、私がやりたいボランティアに集中することにしました。せっかく40にもなって海外に出たのだから、他の人とは違ったことがしたいというのが私の考えでしたし。
とういわけで、3年間、Management(経営)とMarketing(マーケティング)を学んで、上級専門士まで資格を取りました。私がボランティアでいろいろできたのも、時間が他よりもたくさんあったおかげで。そして、毎年同じ科目を勉強するため、単位の認定もたくさんしてもらえたので、学費も安く済みました。
基本的に職業訓練では自分が学びたい意欲の方が大事だと思います。
課題投げられたら、あとは自分でリサーチして書類を作るので、その課題に取り組む姿勢がいかに真剣か、それによって、役に立つ学びがあると思います。
私は大学を出てないんで、書類を作ったりプレゼンなどが上手なわけでもありません。ただ、実質その課題で何を求められているのかはとても大切にしてました。
そのおかげで、なんとか2ヶ月間、ボランティアさん50人を取り仕切るコーディネーターの業務委託の仕事をこなせました。
あと、ちなみに盲点なのが、オーストラリアは学費だけでなく、生活費も家賃も、そしてビザの更新費用も世界でも高い方です。その分給料も高いわけですが、私のようにほぼ職なしですと結構厳しいものがあります。
(最初の学生ビザの申請が600ドル(大体6万)かくらいだったと思うんですが、それを更新すると1200ドル(大体12万)します。お隣のニュージーランドはもっと安いです。
費用の面ではかなり高い留学になります。
そして、医療も高いので、ご予算と考えて考慮したほうがいいかなと思います。
私は、他でなし得ないことがこの街でできたので、満足しています。
オーストラリアのゲーム事情
この間、知り合いの方がゲームのイベントを主催されたので、ボランティアで応募して参加してみました。私はパネル(発表)の入り口警備?担当で、会場のドアの開け閉めとカウントやってました。いろんな開発者の方やゲームに関わる方々がディスカッションをしていました。
このイベントは、地元のゲーム開発者の方々の発表会のイベントで、個人から学校までいろんな団体が参加されいます。
ゲーム、こちらでも強いですね。日本のものも海外のものもとても人気があります。
(マリオはもちろん、ファイナルファンタジーとかペルソナ好きという方もいました)
ポップカルチャー系の即売会に行くと(こちらの即売会は、主に個人の製作物より商品を売ることがメインです)レトロゲームが大変な流行りで、任天堂のスーパーファミコン(Super nintendo)から、セガのメガドライブ、ゲームキューブ、ネオジオなんかもありましたね。(昔ゲーム好きだった私には懐かしい限り、、)私が持ってたようなアーケード基盤もあったと思います。懐かしい〜。
スーパーファミコンなんて私が商売したいくらいですが日本のものだと、豪州のモニターの設定違い(NTSCとPAL)と言葉の問題で輸出するのが難しいです。残念。
イベントは大盛況で、動員2800人。太っ腹なことにこのイベントは入場無料です。
子供さんから大人まで、現地のゲーム製作者の方々の力作を楽しんでいました。
ボランティア一人一人にも、とても気を使ってくださって、私がちょっとベジタリアンでグルテンフリー(小麦粉ダメ)なため、それに合わせたランチを用意してくれました。(こちらのイベントでは、ボランティアに食べ物が支給されるのが普通です。日本でもそうでしたけれど)
皆さんゲーム好きで、お話してても楽しかったです(ちょっと古いけど、私はSNK&カプコンの2D格闘ゲームが好きで、アーケードゲーマーでした。)って今ちょっと調べたら、最近 PCゲームになってきてるんですね。ジョイスティック買ったらプレイできるな♪
ちなみに、私が聞いたところでは、ゲーム関係で一番強い都市はメルボルンの模様です。(よくカンフェレンスも開かれています)ポプカル自体も、メルボルンが一番盛んに思われます。すごいコスプレイヤーさんたちは結構メルボルンの方が多いですね。アートの都という感じです。アート関係の留学考えている方は、メルボルンをおすすめしますね。
イベントは大盛況のうちに終幕し、その後おしゃれなバーでボラの打ち上げがありました。また来年はもっと大盛況になるんでしょうね。地元からヒットゲームがでるように皆さん頑張って欲しいです。
あ、そうだ。よく聞かれるのですが、こういうポプカルのイベントをどこで知るかというと、知り合いのフェイスブックです。フェイスブックにオタクがたくさんいるとオタクイベントの情報がどんどん流れてきます。(中にはフェイスブックだけで宣伝しているイベントもあります)
海外だとフェイスブックが大きいです。日本は匿名性を大事にするため主流はtwitterですよね。
留学するならぜひフェイスブックアカウントは用意してください。携帯で友達申請などしてどんどん友達増えますよ。
日本祭り実行委員ボランティアとポップ(オタク)カルチャー
今、 Kはこちらでの日本祭りのイベントのお手伝いをしております。いろんな公的&民間団体さんが協力して、一つのイベントを1年かけて作っていきます。
デザインができる& Webのマーケティングの知識がある程度あるので(というのも、以前Webデザイナーだった頃、営業さんに色々教えてもらったり、独学で色々と自分でリサーチしたりで)マーケティングアシスタントかつ、もう一つの大きな役割がポップカルチャーコーディネーター、要するにポップカルチャーファンの現地の人を、日本祭りの舞台へと上げることです。
主に、コスプレイヤーさんたちがメインです。
私がこちらに来て、一番力を注いだのはポップカルチャーを通じた文化交流です。
日本のサブカルが好きっていう若い人たちにたくさん会って、みんなが日本が好きって言ってくれて、それをどう日本の人たちに伝えようかなって思ったのがそもそも私がイベントなどの活動に関わるようになったきっかけです。
こちらでは、日本と違ってたくさんのコスプレイヤーさんが歌って踊れます(^^)。大きいイベントでは必ずコスプレ大会があって、舞台で演技を披露したりするので、とても上手い人も居ます。
私の役目は、現地のコスプレイヤーさん&ポプカル好きな人たちに参加を募って、コスプレイヤーの演技を日本&現地の人に見てもらって、お互い楽しんでもらうこと。
でも、去年もかなりキャンセルがあったので、今年はどうなるかドキドキですけれど。
昨年はコスプレショーのアシスタントMCを担当させて頂きました。
今年も皆さんに楽しんでいただけるよう頑張ります。
豪州版いのちの電話、オペレーターの研修。
今日豪州版のいのちの電話、Lifelineの電話オペレーターの研修の説明会がありました。
1年間の研修を経て、資格を取ると晴れてLifelineのCrisis supporter(危機支援員・電話のオペレーター)として1人前になります。
研修の内容は主に、職業訓練と同じような訓練が行われます。(有償で$630=6万円くらい)
研修するのは主に、精神福祉+医療関係の内容になってます。
自殺願望のある人に介在する方法、自己認識、その後は現場で研修、その後DVや精神救急(MHFA=mental health first aid)、自傷行為(NSSI=Non-suicidal self-injury)などの研修を経て、卒業証書をもらってやっと1人前のオペレーターとなります。
やっぱり人の命がかかっていますから、トレーニングもどこよりしっかりしてますね。
ちなみにlifelineはオーストラリア全土で毎年100万コールを受けているそうです。
創始者の方は、自分の友人が自殺したことをきっかけに、1968年にlifelineをはじめ、1日で100件の電話を受けたそうです。そしてオーストラリアは45歳以下の自殺が多いそうです。
(日本だとたしか、割と40〜60代くらいが多かったように聞いたと思います)
2年前なら挑戦してみたかったけど、今となっては遅いですね。。
Lifelineはとても活発な団体で、資金集めもとても上手です。
そして、中のスタッフもとても開かれた人が多いです。(いろんな団体さんで活動してますが、いつもボラ募集のメールに「友達を是非連れて来てください」と入っていて、ちょっと面白いなと思ってました。)
どんないい活動も、やはり資金がなければ続かない。日本はお金を汚いと思う傾向がありますが、どうしても大切な活動にはお金がいるんですよね。
このあたりは西欧人の意識を是非見習って欲しいと思います。
残念ながら私は参加できないけれど、1年かけてしっかり研修して、とても命を大事にしてると感じられました。
期間限定の留学生にはオペレーターはできませんけれど、限られた期間ですがしっかり資金集めの方でお手伝いしたいです。
私がlifelineに興味を持ったのは、友人が自殺したからです。自死遺族の本を読んだことがあって、みんな亡くなった後に後悔するんです。ただみんなちょっと自分の事で忙しかった。でも大事な人だと思ってるんです。特に日本人はそういう感情表現が苦手だし。命のある間は、生きていこう。まだお迎えが来てないんだから。いつか来るその日までどうか一緒に。
*過日のLifelineのクリスマスパーティーにて。スタッフさんと色々お話できて楽しかったです。
わんこもクライシスサポーター?
(確かに癒される...かも。)
オタクがイベントコーディネーターになるまで。
こんにちは。Kです。
英語を話せるオタクで、レイヤーで人形者で同人もちょこっとだけ。
(でもどうも縫う方が好きみたいで。親の実家の商売が服系だからかもしれません。遺伝です。)
オーストラリアに飛び出て、あれよあれよと3年間。
気づいたらイベントのコーディネーターという役割でいろんな人と接するようになりました。
イベント、面白いですね。日本にいた時は全然思いませんでした。
で、突然単独で来た外人が、どうやってそんなことになったのかを書いていこうかと思います。
当分は日々の雑記になるかもですが。よろしくお願いします。
こちらで作った進撃衣装、エルヴィン・スミス。